MATKAZ魂
監督 志水麗権のブログ
練習・試合の様子はこちらのブログで → http://shimizukazunori.com/ |
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練習から本気で!! |
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「2019年度 神奈川県少年サッカー選手権 低学年の部 ブロック決勝で川崎フロンターレに勝ち、中央大会1回戦で敗退したことで思う」
FCMAT 監督
志水麗権
「チームについて」
今大会は、「4年6名、3年2名、2年1名、計9名」で臨んだ。中央大会参加のチームで最も人数の少ないチームだったのではと、想像する。そのうち、「年長、1年」のときに、ゼロから教えたメンバーが8名、2年でうちでやりたいと入部を希望してきた選手が1名だ。ほぼ全員が「Made in MAT」であり、セレクトした選手ではなく、元から技術力があった選手たちでもない。また我々は、「かもめ」という未所属のチーム、前年の県選手権以来、2回目の公式戦の舞台である。そんな子どもたちは、「驚くべき勝利」をし、「味気のない敗退」でこの大会を終えることになった。
「向かってくる感じ」
このブログのテーマでもある「練習から本気」が僕の指導理念である。技術も戦術も体力も、すべては「本気」でやらなければ何かを成し遂げることはできないし、「本気」でやっていれば誰にでもチャンスは回ってくるものだと信じている。言葉で言うのは簡単だが、並大抵のものではない。
昨今は情報が溢れ、理論・理屈が先にきてしまうことが多くなっていると思う。それゆえか、失敗を恐れること、チャレンジから逃げていることが当たり前になってきていると感じる。だからこそ、日々の練習は「子供たちとの闘い」だ。子供たちの「ハート」に火を点ければ、失敗はチャンスになり、チャレンジをどんどん探すようになるのだ。
指導者や大人が「本気」を見せなければならない。それが原点だ。そこに子供たちが「ついてくる」のと「向かってくる」のでは、大きく差が出る。このチームは「向かわなきゃいけない」雰囲気を全員でつくっていたと思う。自然と。日々の練習を簡単に休むことはない。雨の日は、室内を借りて筋トレ・体幹を教えた。「個」を高めるには時間が足りないと思い、スペトレでドリブルやシュートも集中して教えた。このメンバーは、それらをほぼこなしてくるうちに、親御さんも気づくことがあったと思う。「うちの子がこんなに頑張りたいと言って熱中するなんて」親御さんは大変かもしれないが、子供を育てることにおいて、これ以上にない、嬉しい悲鳴なのではないか。
「これまでのJ下部との県選手権」
1期生から数えて6年目の県大会となるが、今回を含めてそのうち3回がJ下部組織と予選ブロックで対戦している。周りからは「くじ運が悪い」と言われることのほうが多いのだが、僕はいつも「くじ運がいい」と思っている。確かに無名のチームが中央大会に出れば多少は名前は知ってもらえる。どの学年もそのくらいの力はあった。しかしこの緊張感のなかで、自分と「切磋琢磨」してきた選手たちが、神奈川、いや全国のトップレベルに対して力を試せる絶好の機会としか考えたことがない!1期生のときに「vsマリノス0-2」6期生のときに「vsフロンターレ0-2」。どちらも勝負の世界だから負けは仕方ない、だけど得点ができなかったことに、ひどく悔しい気持ちになったことを今でも忘れない。取れそうな感覚で取れなかったのが、悔しくて悔しくて、ときに思い出しては、トレーニングの「原動力」になっていたものだ。
「ブロック決勝 川崎フロンターレ戦」
待ち待ったフロンターレ戦。勝つことなんて「極めて難しいだろう」というのが常識の相手に、遂に「勝利」することができた。メンバーを見れば、神奈川に留まらず、関東から選りすぐりの選手で組まれたチームで「エリート軍団」だ。普通の少年が集まった我々「雑草軍団」が「勝利」することなど本当に難しいことは容易に想像できる。しかし勝利にマグレなどはない。しかも今回のスコアは「2‐2でPKでの勝利」だ。「0‐0」なら奇跡もあり得るが、相手のゴールを2回にわたりこじ開けるのには「明確な理由」がなければ現実にはならない。
準決勝vs成瀬SS戦があまり良くなく、相手も良かったことで緊張感のまま空き時間を過ごせたことは、プラスになったかもしれない。試合前、攻守において戦術を確認し、「はまればいけるかな?」という気持ちを持ちながら試合に入った。立ち上がりから10分間、選手たちは、決勝の舞台と相手のユニホームに緊張で硬い。硬さのまま先に2点を与えてしまった。頭の半分は「やっぱりな」という気持ちになりつつも、「俺が闘うしかない」という一心で、選手たちを手を変え品を変え鼓舞し続けた。早めに2点とられたことが良かったのかもしれない。「やるしかない」状況で少しずつチャレンジが増え、素早いプレスと素早い攻撃で押し込みはじめた。いけるかな?と思ったときにミドルシュートで1点返す。後半立ち上がりには、中央とサイドを使って、キレイではないけど崩したかたちで同点弾。その後は一進一退、残り5分は、猛攻をしのぎPKへ。結果論だがPKは先攻の我々が有利になったと思う。
勝った瞬間、これまでの紆余曲折を思い出した。同時にひとつの目標である「全国レベル」に公式戦で勝つことを成し遂げ、安堵の気持ちになった。「これがやりたくて」自分でクラブを立ち上げ、「この日」のために必死になってやってきた。「サッカーで返す」こと以外に何か魅力があるクラブ、監督ではない。これまでMATや自分に多くのものを捧げ、努力し成長した選手たちを「誇り」に思うし、送り出し続けてくれた親御さんには「感謝」をしたい。
「中央大会1回戦 レガーレ戦」
予選突破が難しいのことは、誤解がないようにあえて前置きしておくが、、、選手として「トップレベル」の階段を上っていきたいのであれば、事実上の「スタートライン」であるのが、この中央大会だと思う。神奈川新聞の掲載をはじめ、特に我々は、横須賀リーフスタジアムというスタジアムで「多くの人の視線」を感じながらプレーしたわけだから、「プロフェッショナル」のほんの少しを経験できたように思う。ただし、この経験はいつしてもいい。そのいつとは?中学、高校、大学、プロ、いつでもいいのだが、緊張感のある舞台で観客を魅了するのが「プロ」である。「観客や大舞台」を前にして、緊張して「実力」を発揮できないのであればそれは「アマチュア」だ。自分が「やって楽しい」「こんな選手になりたい、こんなプレーがしたい」という「自己実現」のその先に、人々の「喜びや感動」を呼ぶこと、つまり「社会貢献」の「精神や創造力」が絶対的に必要である。真剣にやればやるほど、「困難や苦悩」にもさらされるのがサッカーだが、それを「仲間や周りの人を通じて」乗り越える楽しさを覚えていくことで、「立派なサッカーマン」になるのである。
試合のほうは、子どもたちは「ガチガチ(笑)」で思うようにプレーが全くできていなかった。どんな声も届かなかった。勝ち気なお前らはどこにいった。「目が点」でサッカーをしている姿に「やるせなさとかわいさ(笑)」が共存した。気づいたら負けたというのが彼らの感覚だろう。前半0‐1、後半0‐1、合計0‐2の完敗だ。真摯に負けを認めて、次に繋げることが、悔しくも最善な声掛けとなってしまった。
「先を見据えて」
順に書いていきたいと思います。
2020.3.8更新
2019.9.29~
「小中学生の育成」が日本サッカー未来の財産
FCMAT 監督
志水 麗権
久しぶりの会報となりました。最近の3~4年は、Facebook、Twitter、インスタグラムの更新に注力、自分の2人息子の面倒を見るのも忙しい時期で。。すっかり更新できずにいました。改めてしっかり文章も書かなければならないと、初心に立ち返り、書きたいと思います。時間の合間を縫って書きますので、少しずつの更新になると思われますが、よろしくお願いいたします。(笑)
FCMATは、2012年9月に弟の志水遵権と立ち上げ、今日で8年目に突入。23歳のときに立ち上げたことを考えると、野心があっていいなと思うし、客観視すると生意気だなと、自分ながらに思う。
当時からFCMATのテーマは、「世界に通用する選手を目指せ」だ。小学校4年生のときから、日本サッカーの風潮に疑問を持っていた。〇〇大会優勝を目指して、犠牲にするものがあまりにも多いし大きいのを肌身で薄々感じていたからだろう。
その感覚に追い風となったのが、1998年フランスワールドカップで、20歳で司令塔を担った「中田英寿」がイタリアセリエAのペルージャに移籍したことで、海外サッカーに触れるようになったこと。父がWOWOWを契約してくれ、毎週日曜21:30頃から海外サッカーを見ることが習慣となり、色んな選手に興味を持った。そしてサッカー選手の本をたくさん手に取るようになったのだが、海外選手の本を読んで特に違いを感じたことは、「週末は、試合でプレーし、家族で食事を楽しみ、試合観戦に行く」というところ。日本は、どうだろう?練習試合、練習時間長すぎ?中学生は遠征多すぎ?小学生は大会多すぎ?時間に余裕が無い。まあ、MATも合わせながら、やってはいるのだが。。。それでもここ数年日本の中で、これらに対して疑問視が増えたこと、サッカーに限らず教育の現場として、質と量、多様性について考えることが増えてきたことは前向きだ。
そしてサッカーはグローバルスポーツの代表格。どうせなら世界を目指そうではないか。それは、〇〇大会優勝を目指すモチベーションと同時に、先を見据えた考え方を、「世界に通用する選手を目指した指導」を根幹に置くことだ。少年サッカーで日本一を目指すために、毎月のように遠征ばかりでは良くない。エネルギーが身体の成長にまで行き届かず、身長が伸びない。試合経験は過度になると試合慣れしただけになる。しかもその年代の試合慣れだ。カテゴリーが上がれば同じサッカーでも、内容は全然違う。少年のときにできていたことが大人になって同じようにできるかと言えばそうではないし、逆に身体が大きくなっていくことでできることが増えることもある。
「改めて小中学生での育成とは?」
サッカーに対する考えかたを教えよう。世界とつながっていること。大きな夢が持てること。
身体が資本。まずは健康な身体づくり。そして適度な休養と成長への余地を。
多様性。サッカー以外の経験が巡り巡ってサッカーにくる。数年先に。
技術と頭を地道に鍛えよ。「個」の練習量では負けちゃだめ。
勉強大事。プレーヤーが終わった後も、選択肢はたくさんあったほうが良い。
~2019.10.3
ク ラ ブ の 展 望
志水麗権
ご 周 知 の と お り 、 今 年 度 よ り U‐12 の チ ー ム 活 動 を す す めて 参 り ま し た 。 メ ン バ ー は 、 急 な 環 境 の 変 化 に も 少 し ず つ 順 応し 、 現 在 、 サ ッ カ ー の 魅 力 を 実 感 し て い る 最 中 で す !こ の 一 年 、 監 督 と し て 指 揮 を 執 ら せ て も ら い 、 率 直 に 存 じ るこ と は 、 「 欲 を 言 え ば 、 こ の 活 動 、 あ る い は 彼 ら と の 出 会 い がも っ と 早 け れ ば ・ ・ ・ 」 と い う 思 い で す 。
例 え ば 、 サ ッ カ ー の 能 力 向 上 は も ち ろ ん の こ と 、 〈 指 導 者 ・選 手 ・ 保 護 者 〉 三 者 間 の 信 頼 関 係 に よ る 子 ど も た ち の 健 全 育成 、 他 チ ー ム と の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン な ど 、 サ ッ カ ー 人 生 は もっ と 充 実 し た モ ノ に で き る こ と を 僕 は 知 っ て い ま す 。 良 く も悪 く も 、 〈 小 さ な 積 み 重 ね の 大 切 さ 〉 を 改 め て 痛 感 い た し ま した 。 ま た 、 こ の 一 年 は 、 六 年 間 の 少 年 サ ッ カ ー の 縮 図 の よ う に感 じ て い ま す 。
さ て 、 来 年 度 よ り 、 ジ ュ ニ ア ユ ー ス ( 中 学 生 ) の チ ー ム 活 動が ス タ ー ト し ま す 。 中 学 三 年 間 と い う の は あ っ と い う 間 で す 。大 人 へ の 第 一 歩 と な り 、 そ の 中 学 校 生 活 に 慣 れ る の に 半 年 。 受験 で 一 年 。 サ ッ カ ー に 没 入 で き る の は 、 僅 か 一 年 半 程 度 だ と 考え て い ま す 。で す か ら 、 じ っ く り 技 術 を 磨 き 上 げ る 時 間 が あ る の は 、 ジ ュニ ア ( 小 学 生 ) 年 代 に 他 あ り ま せ ん 。 身 体 の 成 長 な ど を 加 味 すれ ば 、 こ の 世 代 の 時 間 は 非 常 に 貴 重 な も の で す 。 是 非 、 選 手 のみ ん な に は 、 今 一 度 、 時 間 の 大 切 さ を 考 え て も ら い 、 自 分 の 思い が 実 る よ う な 、 サ ッ カ ー 人 生 を 送 っ て ほ し い と 願 い ま す 。
「 個 人 技 は な か ま の た め に 」 「 戦 術 は 個 人 技 の た め に 」 と いう 基 本 を 胸 に 、 今 後 も 頑 張 っ て い き ま す 。
先を見据えた「努力」
志水麗権
厳 し い 寒 さ が 続 い て お りま す が 、 皆 様 に お か れ ま して は 、 お 元 気 に お 過 ご し の事 と 存 じ ま す 。新 し い 年 を 迎 え 、 早 々 に波 崎 で の 初 遠 征 、 不 安 と 期待 の 中 、 無 事 に 実 り あ る 体験 と な っ た 事 に 安 堵 す る と共 に 、 こ れ を 機 に 本 年 は 、色 々 な こ と に 挑 戦 し て い きた い と 、 決 意 と 意 欲 に 燃 える 新 年 の 幕 開 け と な り ま した 。 ま だ ま だ 未 熟 な 私 で はご ざ い ま す が 、 子 供 た ち と共 に 努 力 、 精 進 し て い き たい と 思 っ て お り ま す の で 、本 年 も 変 わ ら ず お 力 添 え 頂け ま す よ う 、 宜 し く お 願 い申 し 上 げ ま す 。
さ て 、 先 日 、 富 山 第 一 高 校の 優 勝 で 幕 を 閉 じ た 全 国 高校 サ ッ カ ー 選 手 権 で す が 、 試合 終 了 直 前 の 同 点 P K 、 延長 後 半 残 り 1 分 の 逆 転 劇 !国 立 競 技 場 最 蹴 章 に 相 応 しい 決 勝 戦 と な り ま し た 。 後半 4 8 分 ま で 優 勝 を 手 中 にし て い た 星 稜 高 校 は 、 本 田 圭佑 出 身 の 強 豪 校 。 学 校 で 寮 を完 備 し 、 毎 年 全 国 各 地 か ら 有望 選 手 が 集 ま る た め 、 下 級 生で も ス タ メ ン の 選 手 が い ます 。 冬 場 は 雪 が 積 も り 、 満 足に 練 習 を 行 え な い チ ー ム の門 を 叩 く の で す か ら 、 監 督 の情 熱 の 下 に 志 し を 持 っ た 選手 が 集 ま る こ と を 思 う と 他人 事 で は あ り ま せ ん 。
一 方 、 富 山 第 一 高 校 は 、「 m a d ei n 富 山 」 と 言わ れ 、 そ れ ゆ え に 他 府 県 か ら選 手 を 集 め
る の で は な く 地元 の 選 手 が ほ と ん ど で す 。 つ
ま り 、 3 年 間 努 力 を 惜 し ま ず精 進 し た 者 が 生 き 残 り 、 信 頼を 勝 ち 取 っ た 選 手 が グ ラ ウン ド に 立 っ て い る の で す 。 同じ 優 勝 に は 変 わ り あ り ま せん が 、 そ の 価 値 の 重 み を 感 じる と 共 に 、 相 通 じ る も の と 、勇 気 を も ら い ま し た 。「 大 人
の 本 気 が 子 供 を 本 気に さ せ る 」 と い う こ と を 改 めて 肝 に 銘 じ 、 私 自 身 も 日 々 の努 力 を 惜 し ま ず 、 向 上 心 と 情熱 を 絶 や さ ず に 頑 張 っ て いき た い と 思 い ま す 。
話 は 変 わ り ま し て 、 あ る 二 人の 野 球 選 手 の 言 葉 が 印 象 に 残 って い る た め 、 こ こ で ご 紹 介 さ せて 頂 き ま す 。
最 初 は 、 ダ ル ビ ッ シ ュ 投 手 。「 努 力 は 必 ず 報 わ れ る 。 と 、 よ く言 わ れ る け ど 僕 は そ れ を 疑 っ てい ま す 。 努 力 で も 間 違 っ た 努 力に は 嘘 を つ か れ る し 、 裏 切 ら れる 。 」
次 に 、 イ チ ロ ー 選 手 。「 1 0 回 の 打 席 の う ち 3 回 打 て るの が 良 い バ ッ タ ー で す が 、 反 面 、 7回 も 失 敗 す る ん で す 。 僕 の 場 合 、 練習 が 苦 し か っ た り し な い と 逆 に 不安 に な る ん で す 。 こ ん な 簡 単 に 成功 し て い い の か ? と 。 だ か ら 僕 は 、満 足 出 来 な い の で す 。 」
こ の 場 に 記 す の は お 恥 ず か し いで す が 、 私 の 口 癖 は 「 下 手 に な る 練習 も あ る ん だ か ら 」 「 や っ た 気 で いる な 」 ・ ・ ・ 。 今 後 も 努 力 の 工 夫 と高 い 向 上 心 を 促 し 、 子 供 た ち の 取り 組 む 姿 勢 を 大 切 に し て い け る よう な ク ラ ブ で あ り た い と 思 い ま す 。
最 後 に な り ま す が 、 「 継 続 は 力 なり ! 」 と 「 進 化 こ そ 力 な り ! 」 そ して 「 技 術 の 向 上 に 終 わ り は な い ! 」こ の 3 つ を 今 年 の ス ロ ー ガ ン と し 、本 年 も 宜 し く お 願 い 致 し ま す 。
情報化社会と育成年代
志水麗権
F C M A T サ ッ カ ー ス ク ール を ス タ ー ト さ せ て か ら 一 年が 過 ぎ よ う と し て お り ま す が 、実 績 の 無 い ク ラ ブ に 、 毎 週 足を 運 ん で 頂 い て い る こ と に 心よ り 感 謝 申 し 上 げ ま す 。 日 々の 送 迎 や 汚 れ た ユ ニ フ ォ ー ム 、夜 遅 く に な る 食 事 な ど ・ ・ ・元 気 に 安 心 し て 活 動 で き る 背景 に は 御 家 庭 の 御 協 力 あ っ てこ そ と 思 い ま す 。 そ れ に 応 えら れ る の は 「 グ ラ ン ド で ある 」 と 常 時 自 ら に 言 い 聞 か せ 、ス ク ー ル の 向 上 に 努 め て 参 りま し た 。 今 後 も 現 状 に 満 足 する こ と な く 、日 々 の 練 習 に 全力 を 注 い で い き た い と 思 っ てお り ま す 。
さ て 、 先 日 、 滋 賀 県 立 野 洲高 校 出 身 の 選 手 と サ ッ カ ー 談義 に 十 時 間 ほ ど 花 を 咲 か せ まし た ( 笑 )野 洲 高 校 と は 、 全国 高 校 サ ッ カ ー 選 手 権 に 出 場た っ た 二 度 目 で 二 〇 〇 六 年 に全 国 優 勝 を 果 た し 「 セ ク シ ーフ ッ ト ボ ー ル 」 と 称 さ れ 、 例年 に 無 い 注 目 を 浴 び た チ ー ムで す 。
地 元 に プ ロ ク ラ ブ が無 い こ と か ら 、 地 理 的 条 件 に恵 ま れ て い る こ と も な く 、 公立 高 校 の た め 、 金 銭 的 に 恵 まれ て い る 訳 で も あ り ま せ ん 。も ち ろ ん ス ポ ー ツ 推 薦 な ど で優 秀 な 人 材 を 集 め る こ と も 出来 ま せ ん 。 し か し 、 全 国 の 頂 点に 立 っ た 要 因 に は 、 指 導 者 の情 熱 に 支 え ら れ た こ と 、 そ の指 導 者 を 信 頼 し 、 子 供 を 託 し 、最 後 ま で 子 供 と 夢 を 求 め た 保護 者 の 存 在 、 指 導 者 に 全 幅 の信 頼 を 寄 せ た 選 手 達 が い ま した 。 選 手 を 金 銭 や 環 境 で 集 めて 強 化 し た チ ー ム を な ぎ 倒 し 、世 間 に 感 動 と サ ッ カ ー の 進 歩を 与 え ま し た 。 「 三 位 一 体 」 の言 葉 の 通 り 、 固 い 絆 と 信 頼 関係 の 太 さ は 、 以 前 か ら 私 も 賞賛 し て お り ま し た が 、 改 め て良 き 教 材 と 考 え て い き た い と思 い ま す 。
彼 ら の 特 徴 は 、 テ ク ニ ッ クで 勝 負 す る サ ッ カ ー で あ り 、 創造 性 溢 れ る ア イ デ ア サ ッ カ ーと メ デ ィ ア で は 取 り 上 げ ら れ「 プ レ ー ヤ ー ズ フ ァ ー ス ト 」「 体 力 練 習 は し な い 」 「 指 導 者と の 距 離 が 短 い 」 ・ ・ ・ な ど現 代 に 見 合 う よ う な 簡 単 な言 葉 が 並 べ ら れ ま し た 。 しか し 、 実 際 は 、 長 き に 渡 る鍛 錬 の 積 み 重 ね と 共 に 厳 しい 叱 咤 激 励 を 受 け て い た 毎日 の よ う で す 。 彼 が 言 う には 、 「 メ デ ィ ア が 作 った ・ ・ ・ で す 。 創 造 性 や 楽し い サ ッ カ ー も 厳 し さ か ら出 て ま す 。 僕 ら み た い な 普通 の 人 間 に は B O S S が いな い と ダ メ な ん で す 。 」
注 目 す べ き は 、 小 学 生 か ら高 校 生 ま で ほ と ん ど 同 じ メン バ ー で 切 磋 琢 磨 し て き たこ と で す 。 十 二 年 間 と い う一 環 指 導 を 可 能 に し た の は紛 れ も な く 、 前 述 の 所 以 と思 い ま す 。
夏 休 み 前 か ら 取 り 入 れ 始め た 「 十 五 種 目 の ド リ ブル 」 で す が 、 最 大 の 焦 点 は全 身 運 動 で す 。 最 近 の 流 行で は 、 体 幹 ト レ ー ニ ン グ でし ょ う か 。 ボ ー ル を 扱 い なが ら 約 一 二 〇 メ ー ト ル を 全速 力 の 中 で 身 体 と ボ ー ル を急 転 換 ( フ ェ イ ン ト ) さ せ 、 バラ ン ス を 保 ち な が ら 進 ん でい く の が 特 徴 で す 。 合 計 十五 往 復 を こ な す こ と をウ ォ ー ミ ン グ ア ッ プ と し てい ま す 。 筋 肉 の 変 化 に は 一週 間 に 四 ~ 五 回 の 筋 肉 的 に強 度 の 高 い 運 動 を 三 ヶ 月 継続 す る こ と が 必 要 で す 。 練習 を 実 力 に 変 え る た め に は 、自 主 練 習 は 欠 か せ ま せ ん 。
ま た 、 少 し で も 意 欲 が あ り 、都 合 が 合 う 選 手 は ス ク ー ルの 練 習 回 数 を 増 や し 、 確 実に 練 習 を 積 み 上 げ て 欲 しい と 願 い ま す 。現 在 、 週 に 複 数 回 登 録 の選 手 は 確 実 に 力 を つ け てお り 、 自 チ ー ム で も 「 良 いプ レ ー 」 や 「 プ レ ー の ひ たむ き さ 」 に 繋 が っ て い る よう で す 。 個 人 差 は あ り ま すが 、 練 習 回 数 と そ の 継 続 は 、成 長 の キ ー フ ァ ク タ ー とな っ て い る の は 間 違 い あり ま せ ん 。 「 人 間 は 変 わ れる ! 」 「 上 手 く な る こ と は負 け た く な い 」 と 信 じ 続 け 、諦 め な い 気 持 ち が 、 い つ か報 わ れ る 努 力 で あ る と 思い ま す 。
今 後ク ラ ブ と し て は 、ジ ュ ニ ア ユ ー ス チ ー ム ( 中 学生 ) の 設 立 、 強 化 ス ク ー ル の開 始 、 ス ク ー ル 生 の 増 員 を目 標 に 掲 げ 、 子 供 達 が 快 くサ ッ カ ー に い そ し め る 環 境を 提 供 し て い け る よ う に努 め て い き ま す 。今 後 と も 保 護 者 の 皆 様に は 御 支 援 ・ 御 協 力 を お願 い 申 し あ げ ま す 。
成長のサイクルとは
志水遵権
日 頃 よ り 「 F C M A T 」 の活 動 に お い て 、 御 理 解 を 頂き 誠 に あ り が と う ご ざ い ます 。ス ク ー ル 開 催 か ら 約 半 年間 が 経 ち ま し た が 、 日 を 追う 毎 に 生 徒 の 人 数 が 増 え 、活 気 を 作 る こ と が で き ま した 。 こ れ も 皆 様 の 御 協 力 の賜 物 だ と 思 い ま す 。 こ の 場を お 借 り し 、 感 謝 申 し 上 げま す 。さ て 昨 冬 か ら 、 少 し ず つで は ご ざ い ま す が 、 各 所 属チ ー ム の 活 動 を 見 学 さ せ ても ら っ て い ま す 。「 練 習 → 試 合 → 練 習 」 の サ イク ル に よ り 、 レ ベ ル ア ッ プに 取 り 組 む と 効 率 が 良 い と言 わ れ ま す が 、 私 た ち は スクール活動のため 、どうしても「 試 合 」 が 抜 け て し ま いま す 。
そ こ で チ ー ム の 活 躍を 拝 見 さ せ て 頂 き ス ク ー ルの 練 習 に も 活 か せ な い か と 考え て お り ま す 。 今 後 も 可 能 な限 り 足 を 運 ば せ て 頂 き 、 又 指導 者 間 で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョン と い う 点 で も 意 志 疎 通 を 図ら せ て 頂 け た ら と 思 っ て お りま す の で 、 宜 し く お 願 い 致 しま す 。私 自 身 、 日 々 勉 強 と 気 持 ちを 戒 め 、 情 熱 に 溢 れ る サ ッカ ー ス ク ー ル に し て い け る よう 、 臨 ん で い き た い と 思 い ます 。
志水麗権
寒 い 冬 の ト レ ー ニ ン グ が あ っと い う 間 に 終 わ り 、 い よ い よ「 出 会 い の 春 」 が 始 ま り ま す 。新 た な 環 境 、 新 た な 仲 間 ・ ・ ・「 新 た な 目 標 と の 出 会 い 」 が 実り の 一 年 に は 貴 重 な 財 産 と なる は ず で す 。『 F C M A T 』 の 目 標 と 致し ま し て は 『 J Y ク ラ ス 』 の活 動 を ス タ ー ト さ せ 、 基 盤作 り と 発 展 を 目 指 し て い くこ と 、 そ し て ク ラ ブ 全 体 の活 性 化 と レ ベ ル ア ッ プ を図 っ て い け る よ う 、 全 力 を尽 く し て い き た い と 思 っ てお り ま す 。
練 習 内 容 に 関 し て で す が 、気 温 の 暑 さ が 増 す に つ れ て 、体 を 走 ら せ る こ と だ け で なく 、 ボ ー ル を 走 ら せ る こ とを 取 り 入 れ て い く 予 定 で す 。よ り 正 確 な テ ク ニ ッ ク を 必要 と す る た め 、 失 敗 の 回 数に 比 例 し て 子 供 が ス ト レ スを 感 じ る こ と が 増 え て い くか も し れ ま せ ん 。 も ち ろ ん「 心 」 の 強 さ で 乗 り 越 え て もら い た い と 考 え ま す が 、 精神 的 な サ ポ ー ト を 御 家 庭 から も 御 協 力 頂 け た ら と 思 いま す 。
私 は ク ラ ブ や 子 供 た ち の向 上 の た め に 、 そ れ ぞ れ の過 去 を 振 り 返 る こ と が よ くあ り ま す 。『 練 習 か ら 本 気 』 と 称 し てお り ま す が 、 子 供 た ち の 「 取り 組 む 姿 勢 ( 向 上 心 ) 」 が 少し ず つ 動 い て い る こ と を 実感 し て お り ま す 。指 導 ス タ ッ フ と 選 手 一 同が 一 致 団 結 し 、 日 々 の 努 力を 年 間 を 通 し て 継 続 し てい け る よ う 、 頑 張 り た いと 思 い ま す 。
FCMATがスタートして
志水遵権
ク ラ ブ を 設 立 し 、 現 実 に沢 山 の 人 が 集 ま り 、 親 御 さ んは も ち ろ ん 、 各 チ ー ム の 選 手と そ の 大 切 な 時 間 を お 預 か りし て い る 事 を 、 本 当 に 嬉 し く思 っ て い ま す 。で す が 、 正 直 な と こ ろ 、 嬉し い 気 持 ち と 反 面 、 不 安 な 気持 ち が 常 に あ り ま す 。 「 今 日 は選 手 た ち に 良 い サ ッ カ ー を 伝え ら れ る か 、 明 日 も 選 手 た ちは 本 気 で サ ッ カ ー を や っ て くれ る か 。 」 そ ん な 気 持 ち で 毎 日の 練 習 に 臨 ん で い ま す 。こ れ は 選 手 た ち も 同 じ で はな い で し ょ う か 。 「 今 日 、 俺 は良 い プ レ ー を で き る か 、 明 日も 勝 負 に 勝 て る か 。 」 そ ん な 楽し み と 不 安 が 同 居 し た 心 が 、サ ッ カ ー 選 手 と し て も 人 と して も 、 成 長 さ せ て く れ る と 信じ て い ま す 。
さ ら に 、 忘 れ ては い け な い 、向 上 心 。 楽 し さ で 満 ち た 心 ・不 安 に 押 し 潰 さ れ そ う な 心 、こ の 時 、 大 切 な の は 傍 ら に 向上 心 が あ る 事 。 む し ろ 逆 に 、 楽し さ と 不 安 は 傍 ら に 置 い て おき 、 向 上 心 ・ 勝 負 心 で 気 持 ちを い っ ぱ い に す る 事 が 大 き な成 長 に 繋 が る と 思 い ま す 。歴 史 も な く 、 ま だ ま だ 到 らな い 部 分 ば か り の ク ラ ブ ・ スタ ッ フ で す が 、 ど う か 今 後 とも 、 宜 し く お 願 い 致 し ま す 。
志水麗権
ス ク ー ル 開 催 か ら 、 4 ヶ 月 が経 ち ま し た が 、 ま ず 言 っ て お きた い こ と が あ り ま す 。「 あ り が と う 。 」実 績 も 何も な い こ の ク ラ ブ に 足 を 運 んで く れ た こ と を 感 謝 し て お りま す 。 こ こ ま で は 、 お 互 い が 特徴 を 掴 み 合 う よ う な 時 間 にな っ て い た の で は な い で し ょう か 。 こ れ か ら が 成 長 へ の 勝負 で す !伸 び 伸 び と レ ベ ル ア ッ プを 図 る に は 、 「 自 信 」 を 持 って サ ッ カ ー が 楽 し め る よ うに す る こ と が 大 切 で す 。 ここ で い う 「 自 信 」 と は 、 「 自 分を 信 じ る 」 で は あ り ま せ ん 。「 自 分 を 信 じ て も ら う 」 で す 。皆 も そ う だ と 思 い ま す が 、知 ら な い 人 は 信 用 し ま せ ん 。よ く 知 っ て い る 人 は 信 用 しま す 。 で は 、 サ ッ カ ー で 知 って も ら う に は … ? そ の 「 ? 」は 、 そ れ ぞ れ 違 っ て い い と思 い ま す 。ミ ス し た と き に 、 一 生 懸命 に 練 習 し て い な け れ ば 、文 句 が 出 ま す 。 同 じ こ と が起 き た と き に 、 「 ア イ ツ な らし ょ う が な い か 」 と 許 し ても ら え る 人 は 、 一 生 懸 命 を仲 間 に 認 め て も ら え て い る証 拠 で す 。「 自 信 」 =「 努 力 」そ し て 目 指 す べ き ゴ ー ル へ 。「 夢 は 叶 え る も の ! 」 だ と 自ら に 訴 え 、 向 上 心 を 持 ち 続け て 下 さ い 。聞 く は 一 時 の 恥 で あ る 。助 け が 必 要 な と き は 、 い つで も 助 け ま す 。共 に 頑 張 ろ う !